1. ゲーム業界の転換期到来!2016年はVR元年になるかも!?
今年はVR(Virtual Reality : バーチャルリアリティ=仮想現実=人工現実感)を取り入れたゲームなどが発売されて、また違った形でMMOなどのゲームへの魅力が上がった年だと思います。
(2016年10月13日にVRの本命機種、PlayStation®VRが発売されました。PCでもVRゲームが続々と登場しています。)
それらの今までにない仮想現実ゲームを始めてみたい!、と思い新しいPCをお探しの方も多いと思います。
そんな方でPCに詳しくない方に気をつけてほしいのは、その最新ゲームが要求するスペックです。
とりわけVRゲームは画像処理などに多大な容量を使いますので出来れば性能のいいものを選んで欲しいです。
そうじゃないと低いスペックでPCを買ってもゲームが開始できないと言うことにもなりかねません。またゲーム中のもたつきにストレスを感じることになります。
まったくPCに詳しくないという方はとりあえずゲーム用のゲーミングPCと言うワードでPCを探してください。主にハイスペックのPCがゲーミングPCのそれにあたります。
なぜハイスペックのPCを要求されるかと言うとゲームはもっともPCでの処理数が多い重い部類に入る処理を行わなければならないからです。
一番軽いとされるのはブラウジングの文字だけのページ。それから比べるとゲームは断然処理数が多いのです。
それに伴いPCに掛かる負荷、処理が多くなるため、それに素早く対応できる性能がゲーミングPCには要求されます。
そして最初っからゲーミングPCとして売り出されているものならば大抵がノートであろうと画像の処理をPCの脳といえるCPU一点に処理させるのではなく、専門に処理してくれるGPUも搭載しています。
推奨スペックにあるGPUにも注意して購入すべし。できれば大体が推奨スペックを超えるような新しいPCを選んで欲しいです。
そうすれば大抵のゲームで性能によるもたつきは軽減できると思います。
完成されたゲーミングPCもいいですが、ミニオーダーを受け付けているところもあります。
スペックが極端に古いとソフトに対応しない場合も想定されますので、よりゲームを楽しむためと、そこは妥協せず割り切ってください。
ゲームPCは最新スマホほどではないにしても、ある程度の頻度で相応のスペックを要求されます。なるべくGPUは最新の物を選んだ方が安心できますね。
そしてVRには「 3Dマウントディスプレイ 」もだいたいの場合必要になりますので合わせてそちらも購入するとよりリアルなVR体験を楽しめると思います。
今年からはVRを伴ったゲームが続々と現れると予想されます。それをフルに楽しめる高品質のPCはぜひとも欲しいところですね。
ぜひゲームでリアル体験を。
今はゲームの転換期。PC買い時のタイミングだと思うのです。
2. CPUとGPUの違いって何?
2つのアルファベットに気をつけて選ぼう
ゲーミングPCを選ぶ際には、2つのアルファベットに気をつけて選ぶことになります。
この2つとは、CPUとGPUになります。
CPU(中央演算処理装置)
CPUは、パソコンの性能を左右する部分となっており、この数字が高くなっていればいるほど、しっかりと性能を発揮できて、ゲームの処理速度を早めることができるのです。
この性能が不足していると、かなりゲームの処理が遅れてしまうことが多くなり、ダイレクトにゲームを楽しめるような状態を作れなくなってしまいます。
出来る限り、しっかりとCPUの性能は持たせるようにしてください。
GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)
次にGPUは、グラフィック関連の性能を持っている部分です。
グラフィック描写がしっかり表示できるかどうか、快適に動作するかどうか、この性能を表示されている数字の高さによって決定されることになります。
ゲーミングPCは、綺麗なグラフィックをしっかり表示できるようにしていないと、非常にゲームのプレイがしづらくなってしまいます。
本当に快適にプレイしたいと思っているなら、GPUの数字も高いものにしておかなければなりません。
ゲーミングPCを選ぶ際のポイントは、この2つのアルファベットの数字をしっかり確認しておくことです。
数字が悪いままプレイしていると、いい結果を出すことができないままとなってしまいますし、非常にゲームのプレイが難しく、制限されてしまいます。
グラフィックの高さ、そして処理能力をしっかりと確保していることが、ゲーミングPCの重要なポイントで、快適にゲームを進められる部分となります。
3. 必要動作環境と推奨動作環境の違いは何?
今は家庭用のゲーム機だけではなくPCでゲームする方も増えてきてると思います。
しかし初めてゲーミングPCを買う人は何を基準にPCを選んだらいいか分からない…ですよね。
まずはどのゲームをプレイしたいのかを決める。これはゲームによって必要なスペックが違います。
2Dのゲームならそんなに高いグラフィックボードは要らないですが、3Dなどの高グラフィックのゲームをプレイしたいならグラフィックボードは高性能にしないとゲームが起動できないという事にもなります。なのでまずは自分がプレイしたいゲームを決めましょう。
プレイしたいゲームが決まったら、そのゲームの公式サイトにアクセスするとゲームの必要動作スペックが記載されているのでそれをチェックします。
ここで注意なのが「必要動作環境」と「推奨動作環境」の違いです。
必要動作環境というのはそのゲームが動くという最低限の目安であり、実際プレイすると重かったり動作が不安定な場合が多々あります。
快適にVRゲームをプレイしたいなら出来るだけ推薦動作環境を十分に満たしたスペックのPCを買うべきです。
尚、本年度もノートパソコンはお勧めしません。現状ゲーミングノートパソコンは持ち運びできて便利ですが、やはり排熱の問題や拡張に問題があります。
デスクトップPCの場合はグラフィックボードなど、部品を変えるだけでPCを拡張したりできるので、出来るだけデスクトップPCにしましょう。
以上を参考にしてゲーミングPCで快適なゲームライフを楽しみましょう。
4. 【コラム】ファミコン世代が語るゲーミングPCの思い出
・私に影響を与えた黒い物体
ゲーミングPCの購入を検討されるということは、ゲームのヘビーユーザー、またはスマホゲームや家庭用ゲーム機では飽き足らず、もっとコアな体験をしたい!という方かもしれません。
私がはじめてゲーミングPCの存在に触れたのは、今から10数年前のことです。
いわゆるファミコン世代として育ち、週刊ファミ通を創刊から愛読。ゲーム好きが高じてゲーム関連の会社に就職するくらい、ゲームマニアを自負していました。
そんな私でも当時はまだネットゲームというのは話で聞いたり、せいぜいネットカフェで軽く遊ぶくらいのものでした。
そんな私に衝撃を与えたのが、同じ会社に勤務する私以上にゲーム好きの先輩でした。先輩の自宅にお邪魔したときに目にしたごつくて黒い物体!一体これは何だと思ったら、先輩いわく「ネットゲームをするための専用のパソコンだよ」とのこと。
その人は当時PCゲームマニアのあいだで大流行していたウルティマオンライン(懐かしい・・)のヘビーユーザーでした。
これが、あの噂に聞くウルティマオンラインか!と興味深々に質問を投げかける私。ネットゲームの魅力に触れた瞬間でした。
その数年後に当時勤めていた会社を辞めたのをきっかけに、私も念願のFF11を開始し、廃人人生を突き進みかけたのでした(!)。
ちなみにその頃は毎日仕事もせずに15時間くらいはFF11に没頭していましたが、数ヶ月後にはなんとか社会復帰を果たしました。
今では家庭用ゲーム機のスペックも向上し、わざわざPCを用意しなくてもFFやドラクエなどのMMORPGも楽しめる時代になりましたが、私がやっていた当時はまだ家庭用ゲーム機とPCゲームのあいだには大きな性能差がありました。
どうしてもFF11の世界にどっぷりと浸かりたかった私は、専用のPCを用意することにしました。そんな私が選んだ選択肢は自作PCです。
・自作PCという選択肢
もともと機械に強いというわけではありませんが、学生時代にWindows95を買ってなんとなく使い始めたくらいなので、パソコンが苦手ということはありませんでした。
それでも詳しいというほどでもなく「CPUってつまりPCの頭脳なのね」とか「メモリってのが一時保存するところで、ハードディスクってのがデータを記録しておくとこなのね」くらいの基本的な知識を有している程度でした。
そんな私があえて自作PCに挑んだのは、前述の先輩の自宅で見たあのごつい物体から受けたインパクトに起因しているかもしれません。
ネットゲームをやるなら、やはりハイスペックなモンスターマシンが必要だ!というわけで、「自作PCをつくろう」みたいな本を一冊買ってきて、それを頼りに秋葉原でパーツをそれぞれ買い揃えて、なんとか組み上げました。
実際につくってみると、もともと出来上がっている部品を接続していくくらいのものなので、簡単なプラモデルを組み立てるくらいのもので、よほどの機械音痴でなければ、本を片手に対応できます。
自作PCの難しいところは基盤とパーツの相性など、無数の選択肢のなかからどれとどれを組み合わせれば良いのかという点ですが、それも書籍に載っているおすすめどおりに選べば大きな問題はありません。
むしろ、自由にパーツを組み合わせることで、後から機能やスペックを拡張しやすいのが自作PCの魅力です。
・自分のゲームライフにあった選択を
話は戻りますが、最近は家庭用ゲーム機のスペックも上がっており、PC用と家庭用で同時発売されるタイトルも多くあります。
そこであえてゲーム専用のPCを用意するというのは、マニアックなPCゲームをやりたいとか、最高の環境でゲームに没頭したいなど、さまざまな理由があるかと思います。
もしくは家庭用ゲーム機をわざわざ買うよりは、仕事と趣味の共用PCとしてハイスペックなものがほしいという人もいるかもしれません。
もし、すでにやりたいゲームが決まっている場合は、まずそのソフトの推奨スペックをもとに機種選びを進めてみてください。
MMORPGなど多くのPCゲームは、一般的なパソコンよりも、CPUやメモリ、グラフィックボードなど、高いスペックを求めるものが多いです。
最近ではパソコンショップのオリジナルモデルなど、既製品と同じように簡単に購入できたり、アフターサポートが充実しているものもあります。
逆にそこまで必然性がなければ、PSやXboxなどの家庭用ゲーム機で楽しむのも選択肢の一つです。
自分の理想のゲームライフを実現する、あなたならではの選択を探してみてください。
5. ゲーミングPCを選ぶ際の注意点
PC用の3Dオンラインゲームを楽しむには、家電量販店の店頭に置かれているような有名メーカー製のPCではスペック不足です。
PCの性能というと、まずCPUやメモリ、ハードディスクの数字に目がいってしまいがちですが、ゲーミングPCで一番大切になるのはグラフィック性能になります。
もちろんCPUやメモリも大切ですが、高性能なグラフィック性能のあるPCは、それらは気にしなくても大丈夫な範囲のスペックになっています。
よって、グラフィック性能を第一に選んでください。
そのようなゲーミングPCは、主に専門店で販売されています。
ネットで「ゲーミングPC」と検索をすると、色々なネットショップが出てきますので、プレイしたいゲームに必要なグラフィック性能を満たしているものを選びましょう。
ゲームによって必要になるグラフィック性能は、よく「GTX 7X0以上」、「Radeon HD 5X00」といった表記になっていると思います。
これらはグラフィックボードと呼ばれる、そのPCのグラフィック性能に直結する部品の型番です。
現在ゲーミングPCに使われているグラフィックボードは、この「GTX」と「Radeon」が主流です。
各ゲームに必要な性能も、この2つで表されていることがほとんどです。
このそれぞれの数字が大きいほど性能が高いと考えてしまうかも知れませんが、実はそうではありません。
それぞれ2つ目の数字が大切になります。意外ですが、例えばGTX 750より、GTX 660の方が性能が上になります。
各ゲームに必要なグラフィック性能を判断するには、このそれぞれのグラフィッィボードの数字の2桁目を比べてください。
「GTX 660以上」のグラフィック性能が必要なゲームでは、「GTX 750」ではスペック不足ということになります。
GTX 660 > GTX 750 > GTX 650
また、ギリギリではなく、多少余裕をもった性能のあるグラフィックボードを選択すると、より高画質な設定でプレイすることができます。
色々なゲームをプレイしたい場合、なるべくこの数字の2桁目が大きいものを選択しましょう。
それでも本当にそのゲームがプレイできるかどうか不安な場合、有名なゲームには、そのゲームがプレイできると保証されているスペックのPCが用意されています。
そのようなPCを選択すると、間違いなくプレイすることができるので、よく分からない場合にはそういったPCを選択してもいいでしょう。
6. ゲーミングPCを選ぶコツ。評判の良いゲーム用PCはどれ?
最適なゲーミングPCを選ぶための2つのコツ
有名なオンラインゲームを快適に遊ぶためにはゲーム専門のPC、いわゆるゲーミングPCが必要になってきます。
ではゲーミングPCを買うなら、いったいどこにこだわったらよいのでしょうか。
それは簡単です。ゲーミングPCを買うには主に2つの点にこだわればいいのです。
それはPCのメモリの容量とビデオカード(GPU)の品質です。
PCにはメモリと言うものがあり、この容量が多ければ多いほど、処理がしやすくなります。
なので、この容量が多いことがゲーミングPCには必須です。
最新のMMOを快適に遊びたいなら、最低でも8ギガ、出来れば16ギガは欲しいところです。
では、メモリの容量さえ多ければ快適にゲームできるのか?と言うと、それは違います。
3Dゲームを遊ぶためには、性能の良いグラフィックボードが必須です。
このグラフィックボードの性能がいいと、キャラが滑らかに(ヌルヌル)動きますし、逆に悪いと反応が鈍く(カクカク)になります。(最悪動作しません)
なので、ゲーミングPCを買うならここにもこだわる必要があります。
このグラフィックボードには色々な種類があり、おなじ1ギガでも種類によって性能が違います。
これを覚えるのはPC初心者には大変なので、PCについているグラフィックボードどれくらいの性能なのかは素直に店員に聞いたほうがいいでしょう。
ちなみに、CPUについてはそこまで気にする必要はありません。
なぜなら性能のよいグラフィックボードを備え付けていて、メモリの容量も8ギガ以上の条件を満たしたPCはそれなりのCPUを備え付けているからです。
なので、メモリとグラフィックボードにこだわれば、性能の良いゲーミングPCを買うことが出来ます。
それでも、具体的にどんなパソコンを買ったらいいのかよくわからないという人は、ドスパラの最新型モデル「 ガレリアXT 」あたりをチェックしておきましょう。
なぜガレリアXTが良いのか?一番最後に、その理由を解説します。
7. BTOを活用して自分だけのオリジナルPCを発注してみよう
話題のMMOタイトルを遊びたい、でもPCの選び方がわからない…。
一昔前はPCといえば自分でパーツを1から選んで組み上げる、なんて世界でしたが今では別の方法があります。
敷居が高いと諦めずに、まずはPCを選ぶというところから始めてみましょう。
【ポイント1】 まずは何をプレイしたいかで選ぶ
PCを販売しているお店も、ゲームに合わせて最初から色々なスペックのPCを組んだものを販売してくれています。
FF14ならこれ、DQ10ならこっち…といった風に。
まずは、プレイしたいゲームから推奨スペックPCをベースに選ぶのが無難です。
パソコン専門店で、実際に動作を確認しに行ってみるのも良いかと思います。
【ポイント2】 どの程度の快適さでプレイしたいか考える
折角なら最高品質で!という方もいれば、最低限プレイ出来ればいいかな、という方もいます。
そのため、予算と相談しながらスペックを選ぶ必要があります。
ただし、まずはお試しでそこそこでいいやと思っても、後々いい品質にしたくなる可能性があるということに注意。
拡張性のないPCを買ってしまうと、いざ品質アップ!と思った時には丸ごと買い替え…なんてことになりかねません。
そのため、ゲーミングノートPCよりは、後に拡張できるデスクトップ型のゲーミングPCが良いわけです。
【ポイント3】 好みにカスタマイズして発注しよう
これらのポイントを踏まえ、基準となるPCを選ぶことができたら次はちょっとだけカスタムしてみましょう。
例えばケースをリンクス製の可愛いものに変えてみる、FF14などのビジュアルのいい作品で大事と言われる『グラフィックボード』を高価なものにしてみる(例えばGTXシリーズの最新版など。高価なので注意!)とか。
もちろん、基準スペックよりも値段は上がりますが、その分快適な動作環境が手に入ります。
過去に流行った自作PCはパーツごとの相性だったり、正直なところかなり苦労しました。
今ではパソコン工房などのネット通販でも、気軽にカスタマイズして注文できるようになりました。(良い時代になりましたね)
以上の理由から、初心者が買うなら、圧倒的にゲーミングPC(BTOパソコン)がお勧めであることがお分かりいただけたと思います。
あなたのプレイしたいタイトルに合わせて、無理ない予算で購入することが可能なので、まずはお店の人と相談することから始めてみましょう。
【ポイント4】 一番売れているゲームPCはミドルクラスです
ゲーミングPCのランクは、ローコストの10万円以下や、10万円から20万円の間のミドルクラス、そして20万円以上の高価格帯(ハイスペックモデル)の3つに分けることができます。
この中で多くの人たちが愛用しているクラスはミドルです。
価格は、10万円から20万円くらいの間のものが良いと感じています。
売れているということはそれだけコストパフォーマンスの満足度が高いということなんです。
最後になりましたが一番のおすすめはドスパラの「 GALLERIA XT 」になります。
このPCはミドルクラスに位置しており売上実績と購入者の評価がとてもいいんです。
性能に関してはメモリーは16GBで、CPUはCorei7、そしてストレージはSSDで480GB、グラフィックはGTX1060という感じです。
このGALLERIAシリーズは、他にもこれよりももう少し安いものと、高価格なものもありますので、予算に応じてカスタマイズ発注してみるのも面白いかと思います。
お読みいただきありがとうございました。
引き続き、【第3章】はゲーミングノートPCについて書いています。【ノートパソコンでゲームはできますか?】をご覧ください。