メモリとストレージやグラボのバランスを整えていきましょう
今までは、ブログ読んだりYoutube観たり、
軽い用途でパソコンを使ってたけど。。。
これからは、イラスト作成や、動画編集など創作活動を始めてみたい!
前向きなチャレンジ精神、いいですね。
そんなあなたに、クリエイター向けのパソコンをご紹介したいと思います。
はじめに創作活動のベースになるパソコンを探していると、BTOメーカーでいくつか候補が見つけられます。
予算内で簡単にクリエイター向けのものを見繕えます。
スペックについて詳しくない方でも大丈夫です。
メーカー側が基本的なバランスを考えて組んでいるセット品であれば、そのまま選んでも大きな失敗はしないでしょう。
実際のところ、クリエイターPCは、ゲーミングパソコンと大きな違いはありません。
どちらも難しい処理をいかに迅速に行えるか、複雑な画面でも綺麗な状態で映し出せるかといった点を重視しているのが特徴です。
まず、メモリに関してはCGを扱わなければ16GBで十分です。
ですが、もし3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)を扱う場合には64GBは必要になります。
それから、SAI(サイ)や、CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)だけではなくPhotoshop(フォトショップ)、Illustrator(イラストレーター)など重くなりがちなソフトを使う場合には、シングルクロックの性能が高めのCPUを選んでおくといいでしょう。
第8世代のCore i5以降なら合格。
また、せっかく制作している作品がフリーズや強制シャットダウンなどで損なわれないように、CPUファンもつけておくと安心です。
グラボはCPU内蔵のものではなく、ハイエンドのものでなくてもかまわないのでできる限り外部GPUを選んでください。
フィルター処理速度などがかなり違ってきます。
( ※CPU統合GPUは将来有望ですが、まだ発展途中です。これからの性能向上に期待します。)
ストレージはSSDが200GBあればいうことはありませんが、使用した感じ、CGを多様しなければHDD1TBだけでも十分に感じます。
あとは、実際に絵師さんや動画クリエイターの作業環境を調べて参考にするのがおすすめです。
ちなみにモニターはイラスト作成用なら24インチ以上のIPSパネル、動画作成がメインならVAパネルが最適ですが、どちらも用意して使い分けたりデュアルディスプレイにするのもいいと思います。
デジ絵を書くならスペックだけではダメ!選び方の4つのポイント
クリエイターパソコンでデジ絵を始めたいならパソコン本体だけじゃなくモニターなどもちゃんと選ぶ必要があります。
それに、それほどスペックを必要としないデジ絵ですが、ケチると間違いなく後悔するパーツもあります。
そこでデジ絵用のパソコン選びのポイント紹介しますので参考にしてください。
■クリエイターパソコンのスペックはどの程度必要か?
・モニターサイズは小さくないものを
モニターの解像度はクリエイターパソコンとしては標準の1980×1080を選びます。
サイズは21インチ以上は欲しいところです。
画面が小さいと書いている最中に何度も画面をスクロールすることになるので手間です。
・モニターの種類はノングレアを
デジ絵は何かと工程があって作業が長時間になりがちです。
目が疲れないようにノングレアで光沢の無いものが落ち着きます。
グレアタイプは一見キレイですが、使い続けると目の奥がズンと重くなっていき、最悪の場合は頭痛を引き起こします。
おすすめは、EIZO(エイゾー)から出ているFlexScan(フレックススキャン)ですね。
特にプログラマー御用達のタイプは発色はそれほどですが目が疲れません。
パソコンで絵を書き出すと時間を忘れてしまうタイプの方は選択肢に入れることをおすすめします。
・CPUはcore i5以上を選ぼう
簡単なデジ絵ならcore i3でも十分だとは思うのですが、慣れてきて色々エフェクトなどを使い始めるとi5でないと処理時間がかかって作業が中断することが多くなります。
それなりに本気でデジ絵を始めるならi5以上、できればi7がおすすめです。
・メモリは最低でも8GBは必要
メモリの差はレイヤーを重ねた時やイラストサイズを上げた時に出てきます。
ストレス無く書きたいなら最低でも8Gにしましょう。
可能であれば、やはり16GBは欲しいです。
ブラウザで参考画像が掲載されているページをいくつも表示させるなら必要になります。
■デジ絵を書くクリエイターパソコンを選ぶ際に注意したいこと
デジ絵をやるには単純に必要スペックがあれば問題無いので、超ハイスペックな最先端マシンは必ずしも必要ではありません。
PCに特化する代わりに液晶タブレットやモニター、編集ソフトにも予算を振り分けましょう。
特に液晶タブレットは重要となってきます。
初めてなら3万円台の中国製タブレットでも機能的には十分ですが、高価なワコムの液晶タブレットをおすすめします。
具体的には、「 Wacom Cintiq(ワコム シンティック) 」なら筆を走らせた時に遅れずにすぐ線が引けます。
ほんのわずかな差ですがデジ絵を書いていると違いがハッキリ分かります。
クリエイター向けのおすすめパソコンやおすすめメーカーとは
クリエイター用のパソコンとして重視したい要素としては、CPUやメモリ、さらに記憶領域やグラフィック性能、画面サイズや画面の色域が挙げられます。
まず重視したい点は、グラフィック性能です。
一般的なPCの場合(CPU内蔵のグラフィックス性能)は「とりあえず作業はできる」というレベルですので、この点は注意が必要です。
また、パソコンの画面のサイズは大きいほうがメリットがあります。
細かい部分までチェック(編集作業)が可能となるためです。
イラスト制作や動画制作をする場合は、とくに大きな画面でチェックしたほうが完成度の高い作品を制作することができるでしょう。
これらを踏まえたうえで、購入するパソコンを選ぶ必要があります。
その一例として、イラスト制作の初心者向けパソコンをご紹介します。
それは、ノートパソコンの「 raytrek(レイトレック) VF-HEKS 」です。
実際、多くの人が使用している定番モデルとなります。
スペックとしては、CPUが「インテル Core i7-8550U」となっており、メモリは8GBです。
また、ハードディスクは1TBで、SSDは、250GBです。
さらに、UHD グラフィックス620(Optimus™ 対応)というスペックとなっており、イラスト制作の入門用パソコンとしては十分と云えるでしょう。
最後に、クリエイター向けパソコンの製造と販売に力を入れているメーカーは複数あるため、ご紹介します。
ひとつは、マウスコンピューター社です。
クリエイター向けに「 DAIV(ダイブ) 」という専門ブランドを立ち上げています。
日本国内で生産をしており、24時間365日のサポート体制を構築しています。
次に、ドスパラです。
クリエイター向けとして、先ほどもご紹介した「raytrek(レイトレック)」ブランドを持っており、こちらも100%国内生産となっています。
そして最後に、パソコン工房があります。
「iiyama(イーヤマ)PC」というクリエイター向けブランドがあります。
こちらは、ひとりひとりの顧客向けのカスタマイズに力を入れており、パソコンをオーダーメイドしたい方に適しています。
ご参考までに。